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社長ブログ

1981年の改正の新耐震基準では不十分

2024年01月05日更新

2024年能登半島地震で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

先ず私がお伝えしたい事があります。

新聞や各情報で1981年以前の建物が旧耐震基準でそれ以降の建物は一応安心のように受け取りかねない間違った報道がされています。

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上記記事は1月5日静岡新聞3面の一部です。

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紙面に載っているように1978年の宮城沖地震での建物被害を受けて改正された建築基準法が1981年から施行されました。

しかし1995年の阪神淡路大震災を受けて更に改正された建築基準法は2000年のものです。

現に熊本地震では多くの1981年以降に建てられた家が2回の震度7で倒壊しています。

2000年に改正された主な内容は下記のとおりです。(重要)

*壁(耐力壁)のバランス計算の義務化(偏芯率の一定以上の数値義務) (それ以前は計算なしでただ単にバランス良くといういい加減なもの)

*構造金物の基準(筋交金物の義務化、柱引き抜き防止のホールダウン金物の設置など) (それ以前は、筋交は5寸釘一本で止めてあってもOK、2階建では基礎からの 柱引き抜き防止の対策は一切なし)

*地耐力に応じた基礎(地盤調査の実質義務化) (以前は地盤が悪いのは土地に原因があり施工会社が悪いわけでは無い。で通っていた)

上記の事からハッキリ言える事は2000年以前の建築基準法の家は耐震診断をして悪い部分があったら補正、補強した方が良いです。

地盤は補強できませんが、上物の家が強ければ命は守れます。そして私が一番大切にしたい最低限の必須事項は

*構造計算しての耐震等級3の取得

*施工基準とおり正しく施行されているかの現場施工管理

上記2つは建築基準法の義務ではありませんがかなり重要で私はこれをはずしては家づくりは考えられません。

私たちは、お客様の命を守る大切な家を建てています。

安全性は何にも優先して一番に考えるものですね。

 

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