社長ブログ
目に見えなくなってしまう部分は重要だとよく言いますが地盤と基礎の鉄筋の配筋についてはまさにその通りです。
先ずは地盤調査をして地盤の強度を調べます。
上の写真は少し弱い地盤に砕石パイルで地盤補強した写真です。
地耐力に応じた基礎を作る事が法律で決まったのは1995年阪神大震災後を受けて改正された2000年の建築基準法の時です。
鉄筋の配筋はやはりどのくらいの太さの鉄筋をどのくらいの間隔で配筋するかも定められています。
リメックスでは構造計算しての耐震等級3の最高等級を取得するので鉄筋の配筋はその計算に従って入れているので現場毎に間取りによって鉄筋の配筋間隔は変わってきます。
基礎立ち上がりの間隔が大きな広い部屋の床下は鉄筋の間隔は15センチ角など狭くなります。
逆に洗面所など狭いエリアの床下の鉄筋は30センチ角に広くなったりします。
構造計算する事により強さは安心できますが無駄も省けます。
必要な部分に必要な数量を使う事で無駄のないコストダウンができます。
上の写真は立ち上がりの縦の鉄筋の間隔を測っています。
実はいつもは30センチ間隔がほとんどですが場所柄,、山の近くで崖の高さの計算の結果で災害時に土砂が来ても受け止められる強度をとの市役所からの指示で山の上からの角度を測り間隔と基礎の立ち上がり高さが決められました。
その他に上の写真には立ち上がりの縦の鉄筋の根本に金属板テープのような物が横に貼られているのが分かると思います。
これは止水テープと言って基礎ベースのコンクリートと立ち上がりコンクリートの両方半々にかかるように入れられています。コンクリート打ち継ぎ部は構造上の弱点となる為、外部からの水やシロアリの侵入を想定して入れています。
これは、法律や基準決ではいらない物ですが必要と判断して10年以上前から入れています。
縦の鉄筋をフック状にUの字に曲げてあるのも同様にひと手間かけるだけで、大きな震災時に基礎が強く破壊されにくくなるという理由からです。これも強制ではないのでやっていない会社がほとんどですが。
仕上がってしまってからでは見えなくなってしまうコンクリートの中や壁の中などの部分は見える時に設計通りに正しく施工されているかのチェックを必ず行いましょう。
分からない事はそのままにせず遠慮なくお問い合わせ下さい。
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