社長ブログ
私は家の快適性で一番大切にしている事は自然の快適さを取り入れる事です。
極力機械設備に頼らなくても太陽光と風通しの良さで心地よい暮らしができる事を考えて家づくりをしています。
近隣環境を考えた家の配置や間取り、窓の種類や大きさも大切なポイントです。
断熱性能や気密性能の数値を良くする事に考えが行き過ぎると窓の大きさや種類が限られてしまい日当たり風通しの良い家では無くなってしまう事すらあります。
お客様から聞いた笑い話ですが高気密高断熱の家の完成見学会を見に行った時に その家の南側の窓があまりにも小さかったので「窓が小さくて風や日が入って来ないけど大丈夫ですか?」と質問すると営業マンが「窓を閉め切っていた方が快適なんです。」と応えたそうです。
確かに花粉症の季節や都会で窓を開けたら騒音がしたり排気ガスが入ってきたりで窓は開けない方が良い時もあるでしょう。
真夏のお盆休み前後の数日間も温暖化の影響かここ2~3年はエアコンなしでは過ごせない暑さです。
真冬に隙間風が入ってきて足元が寒いのも嫌ですね。
真冬と真夏に快適に過ごす為には確かに断熱性と気密性、そして室内の空気汚染や結露させない為の換気設備も重要です。
リメックスでは日当たり風通しを第一に考えて間取りをご提案するのでその分窓が大きくなって気密性や断熱性は悪くなりますが、それでも平均して青森県、岩手県などの北東北レベルの断熱性と北海道レベルの気密性です。
現実として窓を開けても真夏は熱風が入ってきて暑い日もあります。
冬も日当たりが良い時ばかりではありません。
窓を締め切って快適に暮らせることも重要なのです。
私55歳が子供の頃は家にエアコンがあって夏にクーラーが効いている家などありませんでした。
皆、窓を網戸にして扇風機や団扇で過ごしていました。
真夏でも夜はひんやりしていました。
ここ2~3年の猛暑は異常です。リメックスのお客様でエアコン無しで10年過ごされたお客様はじめとして何人かのお客様からエアコンを取り付けたいと連絡が来るようになりました。
これは地球温暖化のせいなのか?とも思います。
皮肉な事に世界的にウィルス騒動で緊急事態宣言や都市封鎖で経済活動が停滞している2020年は温暖化ガス排出が前年比マイナス8%となるようです。
これは先日の5月10日、日曜日の日本経済新聞の記事です。
ウィルス終息してからのアフターコロナの時代は今迄と何かが変わると言われています。
新聞には経済回復後の温暖化ガス削減が課題と書いてあります。
昔の時代には戻れませんが人類は自然の脅威にはかないません。
自然とうまく調和ができる時代になってほしいと願っています。
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